筋トレと同じ感覚で「顔の筋肉も鍛えれば鍛えるほど引き締まる」と信じ込むのは非常に危険です。体幹や手足の筋肉は骨から骨へと繋がっていますが、表情筋の多くは「骨から皮膚へ」直接繋がっている皮筋(ひきん)という特殊な構造をしています。
そのため、皮膚を大きく動かすトレーニングを過剰に繰り返すと、表情ジワがそのまま固定化してしまうというデメリットを抱えています。これが、表情筋を鍛えすぎると老け顔になると指摘される最大の理由です。
特に注意したい失敗パターンは以下の3点です。
- 皮膚のヨレによる形状記憶:笑顔を作ったときにできるシワのラインに沿って、真皮層のコラーゲン線維が断裂し、無表情のときでも深い溝が残ってしまう。
- 咬筋の発達による輪郭の肥大化:食いしばりの癖が強化され、フェイスラインが四角く角張り、顔が大きく見えてしまう。
- 過剰な負荷による頬のこけ:必要な脂肪まで落ちてしまい、頬骨の下がくぼんで影ができ、疲れた印象を与えてしまう。