美術大学の課題講評やデザイン専門学校のレタリング授業、商業POPクリエイターの実務現場を調査すると、「明日」という漢字を立体化する際に共通して発生する3大トラブルが浮き彫りになっています。
指導現場に立つタイポグラフィ講師の証言によると、「最も多いミスは『日』の右側につけた影と、『月』の左側につけた影が衝突して間が真っ黒に詰まる現象」だといいます。特に手書きレタリングでは、偏(へん)と旁(つくり)の間隔を通常より10〜15%ほど広めに設計しておかないと、影を描き足した段階で「日」と「月」が合体し、視覚的なノイズとなってしまいます。
また、SNSや質問掲示板でも「『月』の左払いの部分だけ影がガタガタになって立体に見えない」という相談が頻発しています。直線は定規で引けても、曲線である払いはフリーハンドになるため、輪郭線からの距離が一定に保てず影の太さが波打ってしまうことが原因です。