恐怖体験の舞台は、今やYouTubeやNetflixなどの巨大プラットフォームへと完全に移行した。デジタルエンターテインメント産業は、アルゴリズムを駆使してユーザーの好みに合わせた「個別の悪夢」をフィードに流し込む。考察系YouTuberが危険ワードの裏側を深掘りし、数百万回再生を叩き出す光景は日常茶飯事だ。
ストリーミング配信されるモキュメンタリードラマは、スマートフォンの画面サイズに最適化され、あたかも自分の端末が乗っ取られたかのような錯覚を演出する。恐怖はもはや受動的に観るエンタメではなく、日常のツールを媒介にして忍び寄るリアルタイムの脅威となった。