「手机」という単語を学ぶ際、日本人学習者が最初につまずきやすいのが声調の組み合わせです。中国語の携帯のピンインは「shǒujī」であり、第3声から第1声へと音が移行します。
第3声の「shǒu」は、音を低く抑え込んでから軽く浮き上がらせる音です。しかし日常会話のスピードでは、後半の浮き上がりを省略し、低音をしっかりキープする「半3声」の意識で発音すると、次の第1声「jī」の高音への跳躍が非常にスムーズになります。「手」を低く、「机」を電話の呼び出し音のように平らで高いトーンで発音するのが、ネイティブらしく聞こえる実践的なコツです。
また、「机(jī)」の音を日本語の「ジー」と同じ感覚で濁らせて発音してしまうミスが散見されます。無気音の澄んだ「チー」に近い「ジー」を意識し、息を漏らさず弾くように発音すると、相手にとって聞き取りやすいクリアな中国語になります。