流通量が極端に限定された結果、生体価格は高騰の一途をたどっています。規制前は60万〜100万円程度で取引されるケースも見られましたが、現在は国内ブリーダーによる繁殖個体が150万〜250万円前後、個体によってはそれ以上の高値で取引されることも珍しくありません。
負担が大きいのは生体代金だけではありません。日々の飼育費用も犬や猫の比ではないのが実情です。
カワウソは肉食性であり、野生下では魚類、カニやエビなどの甲殻類、貝類を主食としています。栄養バランスや健康を保つためには、フェレットフードなどの代用食だけでなく、毎日新鮮なアジやサーモン、甲殻類などを与え続ける必要があります。そのため、月々のエサ代だけで3万〜5万円以上かかるケースが一般的です。
さらに、室内の温湿度管理に必要な24時間つけっぱなしのエアコン代、広々としたケージや大型の水浴びプール設備の導入費など、初期費用からランニングコストまで含めると、生涯で数百万円単位の出費を覚悟しなければなりません。