絵の具の茶色の作り方と黄金比|濁らない混色術とプロの配合レシピ

絵の具の茶色の作り方と黄金比|濁らない混色術とプロの配合レシピ

絵の具の茶色の作り方と黄金比|濁らない混色術とプロの配合レシピにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

一言に「茶色」と言っても、光が当たる明るい毛並みから、湿った奥深い樹皮の影まで、表現すべき明度と彩度は千差万別です。現場で即座に調色できるよう、トーン別の詳細レシピと特徴を体系化しました。

目的のカラー詳細・配合比率データ一般的な用途・モチーフ混色の勘所とポイント標準的な茶色(ミディアムブラウン)赤 40% : 黄 40% : 青 20%
(または 橙 75% : 青 25%)樹木の幹、一般的な革製品、段ボール基本の基準色。青の投入量を極限まで慎重に抑えるのが鉄則。こげ茶(ダークブラウン)基本の茶色 70% : ウルトラマリン 20% : 紫 10%
(黒は使わない)ビターチョコレート、深い木の陰、濡れた土壌こげ茶色の作り方詳細まとめの要諦は「黒を使わずに青や紫で落とす」こと。明るい茶色(ライトブラウン)黄 60% : 赤 25% : 青 15%明るい木目、栗毛の動物、焼き菓子の表面黄色のベース割合を高めに維持し、赤を弱めて青を極微量に留める。ベージュ・肌色系(ウォームベージュ)白 80% : 黄 12% : 赤 6% : 青 2%
(水彩の場合は水で希釈)麻布、砂浜、陶器の素地、明るい陰影明るい茶色ベージュの配合比率では、白をベースに茶色をごく薄く溶かし込む。赤茶色(テラコッタ・レンガ色)赤 60% : 黄 30% : 緑または青 10%素焼きの鉢、夕暮れの屋根瓦、秋の落ち葉赤の力強さを主役に据え、青よりも緑で渋みを足すと温かみが残る。

このデータは水彩絵の具混色表の基準として活用できるだけでなく、油彩やアクリル絵の具茶色の代用調色時にもそのまま応用できます。特にアクリル絵の具は乾燥すると樹脂の屈折率が変化し、塗った直後よりも一段階暗く沈む性質があるため、想定よりわずかに明るめに仕上げておくのが現場の知恵です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。