なぜ日本と似ている?パラオ・バングラデシュ国旗の親日説と真相

なぜ日本と似ている?パラオ・バングラデシュ国旗の親日説と真相

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丸を基調とした国旗の中で、日本と同じ「白と赤」のみで構成されながら、全く異なる情緒を放つのがデンマーク領グリーンランドの旗「エルファラソプ(Erfalasorput)」です。

グリーンランド国旗似ている理由を調査すると、1985年に地元の芸術家トゥエ・クリスチャンセン(Thue Christiansen)氏によって考案されたことがわかります。北欧諸国(デンマーク、ノルウェー、スウェーデンなど)は共通して「スカンディナヴィア十字」を採用していますが、グリーンランド先住民族のイヌイットとしての自立を求める人々は、十字旗の採用を拒否しました。

クリスチャンセン氏が描いたのは、上半分が白、下半分が赤の背景に、上下の色を逆転させた円(上半分が赤、下半分が白)を旗竿寄りに配したデザインです。上の白は島を覆う巨大な氷床と氷河を、下の赤は大洋を、そして円の赤は地平線・水平線から昇る太陽を、円の白は海に浮かぶ氷山を表しています。赤と白の組み合わせは長年所属してきたデンマーク王国旗への配慮でもあり、日本の日の丸を意識して作られたものではありません。

アジアやアフリカの事例を見ても、ラオスの国旗の中央にある白丸は、夜のメコン川の水面に映る満月と国民の団結を表しています。大韓民国の太極旗は、中央の赤と青の円が陰陽の調和を示し、周囲の四卦(乾・坤・坎・離)とともに東洋哲学の宇宙観を体現しています。丸という図形は、文化圏を問わず「調和・生命・宇宙」を具現化するもっとも原初的かつ強力なシンボルであるため、世界各地で自然発生的に類似した意匠が選択されてきたのです。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。