足の甲や土踏まずの激痛は足根骨?全7骨の仕組みと見落としがちな疾患に関する質問を詳しくまとめました。詳細な解説をご確認ください。
足根骨周辺の痛みは、発症機序や病態によって治療法と競技・社会復帰までの期間が劇的に異なります。主な疾患の鑑別ポイントと客観データを下表にまとめました。
疾患・障害名主な発症部位と初期症状一般的な治療法と治癒・リハビリ期間編集部の見解・注意度足根骨疲労骨折
(舟状骨・踵骨など)甲の中央部や土踏まずの深部痛。運動開始時に痛み、温まると一時軽快する初期症状が特徴。完全免荷ギプス固定(4〜8週間)。
競技復帰まで約3〜6ヶ月。血流乏しい舟状骨は偽関節化のリスクあり。初期レントゲンでの検出率は極めて低い。難治化を防ぐため即時のMRI検査が必須。足根骨癒合症
(先天性骨結合)思春期(10〜15歳前後)に頻発。繰り返す足首の捻挫、外くるぶし下の硬直と激痛。保存療法(装具・投薬)で不奏功な場合、癒合部切除術。術後の完治・復帰期間は約2〜4ヶ月。「捻挫が治らない」と放置されやすい。足首が内返し・外返しできない硬直があれば要精密検査。足根管症候群
(絞扼性神経障害)内くるぶし後下方から足底、足指にかけてのピリピリとしたしびれ・灼熱感・感覚鈍麻。ステロイド注射やビタミンB12内服。難治例は屈筋支帯切開術(日帰り〜数日入院、リハビリ1〜2ヶ月)。腰椎椎間板ヘルニアと誤認されやすい。足の裏だけのしびれは足根管を真っ先に疑うべき。リスフラン関節症・関節捻挫足の甲の明確な腫れと限局した圧痛。つま先立ちや階段の降り動作で激痛が走る。アーチサポートインソールによる免荷。重度の靭帯断裂は手術・リハビリに2〜5ヶ月を要する。高所からの着地やつま先を強く突いた受傷機転が多い。放置は将来的な変形性関節症の温床。