「ドジョウは小魚だから数年で寿命を迎える」と思い込んでいる方は少なくありません。しかし、水生生物の飼育データやアクアリウム専門誌の記録によると、一般的なマドジョウの寿命は5年〜10年以上、飼育環境が極めて良好であれば15年近く生きた実例も報告されています。
ドジョウがこれほど長い寿命を持つ理由は、過酷な自然界を生き抜くために備わった驚異的な生命力にあります。低酸素状態に陥ると水面へ上がって空気を飲み込み、腸で酸素を吸収して肛門から気泡を出す「腸呼吸」を行う能力や、泥に潜って乾燥や水温変化をしのぐ適応力を持っています。安易に「使い捨てのコケ取り要員」として導入するのではなく、10年先を見据えて責任を持って迎え入れる覚悟が求められます。