ネット上のセルフカット解説動画などで「すきバサミを使えば誰でも簡単に短くできる」といった情報が散見されますが、これは大きな誤解です。プロの現場におけるセニングは、あくまでベースカットで作ったシルエットに対して「質感と軽さ」を付与する作業にすぎません。
骨格補正を無視して毛量だけを減らしても、伸びてきた数週間後に頭の角が不自然に浮き出たり、セットが困難になったりします。美しいメンズスタイルを維持するためには、展開図に基づいたベースカットで全体のウエイトバランスを決定し、セニングは必要最小限にとどめるのが近代メンズヘアの基本原則です。