小林裕介の最大の武器は、キャラクターの感情を限界まで引き出す圧倒的な熱量と繊細な感情表現にあります。『リゼロ』のアフレコ現場では、酸欠寸前になりながら喉が千切れんばかりの叫びを収録し、原作者や音響監督から「スバルが小林さんで本当によかった」と絶賛されたエピソードはファンの間でも有名です。
その確かな実力が公に認められたのが、第11回声優アワード(2017年)における新人男優賞の受賞でした。単に声を張るだけでなく、キャラクターが抱える心の機微や呼吸音ひとつに至るまで緻密に計算された芝居は、共演する声優陣からも高くリスペクトされています。
シリアスな極限状態から日常系の柔らかい会話劇まで、音響監督の要求に即座に応える柔軟性と引き出しの多さは、現在の男性声優界でも屈指のポジションを確立しています。