学内の中心部にそびえ立つのが、酪農学園大学附属動物医療センターだ。道内はもちろん、全国各地から重篤な疾患を抱えた動物たちが運び込まれる、北日本最大級の二次診療施設である。最新鋭の画像診断装置や高度な外科手術設備を備え、年間数千件に及ぶ難症例の治療にあたっている。
特筆すべきは、イヌやネコといった伴侶動物の高度医療にとどまらず、牛や馬などの大動物診療部門が強固に機能している点だ。学生たちは教員の指導のもと、リアルタイムで進行する臨床の最前線に立ち会う。生と死の境界線で培われる判断力は、教科書を何千ページめくっても手に入らない貴重な財産となる。