相手から「コマウォ」や「コマウォヨ」と感謝を伝えられた際、スマートに返答できるかどうかも会話力を測る重要なポイントです。コマウォ返事返し方には、教科書で習う表現と実際のネイティブの口語表現に興味深い乖離が存在します。
1. 教科書定番の「チョンマネヨ」は実際の会話で使われるのか?
多くの教材で「どういたしまして」の訳として掲載されているのが「チョンマネヨ(천만에요)」です。しかし、チョンマネヨ意味を直訳すると「千万の言葉をいただいても足りない(とんでもない)」という極めて重々しい慣用句であり、現代の若者や日常の口頭会話では芝居がかった不自然な響きを与えてしまいます。
書き言葉や楽曲の歌詞、舞台セリフなどを除き、リアルな日常会話で耳にすることは極めて稀です。
2. ネイティブが最も多用する「アニエヨ」とパンマルの返し
実際の会話シーンで圧倒的な頻度で使われるのが、謙遜のニュアンスを含むアニエヨ返答です。
- 丁寧に応じる場合(相手が年上・一般的な間柄):
「아니에요(アニエヨ)」=「いえいえ、とんでもないです」
「별말씀을요(ピョルマルッスムルリョ)」=「お気になさらないでください / とんでもないことです」 - 対等な友人から「コマウォ」と言われた場合(パンマル):
「아니야(アニヤ)」=「ううん、全然だよ」
「뭘(ムォル)」=「なに言ってんの / 別に大したことないよ(直訳:何を)」
「고맙긴(コマプキン)」=「ありがたいだなんて(水くさいな)」
親しい友人から「고마워!(コマウォ!)」と言われたら、笑顔で「아니야, 뭘~(アニヤ、ムォル〜)」と返すのが、最もネイティブらしく自然なコミュニケーションです。