日本語で思考していると混同しやすいもう一つの壁が、「according to」と「depending on」の混同です。どちらも文脈によって「〜によって」と訳されることがあるため、英文作成時にどちらを選ぶべきか迷う学習者が後を絶ちません。
両者の本質的な違いは、「何に基づいているか」という目的にあります。according toが「情報源(誰が言っているか)」や「定められたルール(何に準拠しているか)」を指し示すのに対し、depending onは「状況による変化や条件分岐」を表します。「Aの内容次第で、結果Bが変わる」という因果関係を示す際には、必ずdepending onを用います。
・ルールや指示に「従う」場合(according to):
The bonus was distributed according to the company regulations.
(ボーナスは社内規定に従って支給された。)
・条件によって結果が「変動する」場合(depending on):
The bonus amount varies depending on your individual performance.
(ボーナスの支給額は、個人の業績に応じて変動する。)
「〜の規定に従って」「指示通りに」という整合性を強調したい時はaccording toを、「〜次第で」「〜によってケースバイケースである」と条件分岐を述べたい時はdepending onを選択するのが鉄則です。