かつての日本の小売業界において、11月は年末年始の買い控えが起きる「魔の閑散期」と呼ばれていました。この静寂を打ち破るべく、米国の大規模セールを日本へ本格的に導入した立役者が大手流通グループのイオンです。
トイザらスやGAPなど外資系ブランドが一部で導入していた下地を受け、イオンは2016年11月に全国規模で大々的なブラックフライデーセールを展開。目玉商品として「黒」にちなんだ黒毛和牛や黒着色のスーツケース、均一価格の目玉セールを仕掛け、大きな話題を呼びました。
続いてECの巨人であるアマゾンジャパンが参入したことで、認知度は一気に全国区へ拡大。勤労感謝の日の祝日前後と給料日のタイミングが重なる絶妙な時期設定も功を奏し、日本独自の「冬のボーナス商戦の先陣を切るビッグイベント」として完全に定着しました。