ファンドの心臓部であるポートフォリオの内訳に目を向けると、この商品の実質的なリスクテイクの度合いが明確になります。MSCIコクサイ・インデックス連動ファンドである当商品の国別配分比率は、米国が約70%〜75%を占めています。イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、スイスといった先進国がこれに続きますが、事実上の運用成否は米国株式市場に強く依存しています。
上位構成銘柄には、Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazon、Alphabet、Metaといった世界を代表する巨大ハイテク企業が名を連ねています。これら少数のメガキャップ銘柄がインデックス全体に与える影響力は過去例を見ないほど高まっており、指数全体が「メガテック・グロース株ファンド」のような挙動を示す場面も少なくありません。
日本株をポートフォリオから完全に除外している点は、日本の給与所得者にとって大きな強みとなります。普段の給与や退職金、公的年金がすべて「円および日本経済」に連動しているサラリーマンにとって、企業型DCの枠組みを使って純粋な外貨建て資産・海外優良企業へリスク分散できる意義は極めて大きいといえます。