ダブルヘッダーにおける采配の要となるのが、先発ローテーションの組み替えだ。予告先発投手制度が定着している現代野球において、1日2試合の先発投手をどう配置するかは、監督の手腕が最も問われるポイントとなる。
第1試合にエースを投入して確実に1勝を狙うのか、それとも第2試合に主戦格を残して相手の出方を伺うのか。急遽マイナーやファームからスポット先発を呼び寄せるケースも多く、ブルペンの総動員を前提とした「オープナー」戦術が採用されることもある。パンデミック期に一時導入された7イニング制の短縮ルールは廃止され、現在は通常の9イニング制で行われるため、投手の球数管理はよりシビアさを増している。
さらに、延長戦に突入した際に無死二塁から開始されるタイブレーク(ゴーストランナー)制度も、ダブルヘッダーでは大きな意味を持つ。早期決着を促すこのルールは、疲弊したリリーフ陣の崩壊を防ぐ防波堤として機能している。