今回、本誌が取材を進める中で見えてきたのは、テレビや雑誌などのメディアでは一切明かされていない独占裏話だ。店関係者によれば、笠原氏は営業終了後、一人で静かに試作を行う深夜の厨房で、時折ふっと漏らす言葉があるという。
「子供たちが独立したら、自分のための人生も少しは考えてもいいのかもしれない」。かつて子供たちがまだ小さかった頃は自分の幸せなど二の次だった彼が、成長とともに自身の将来へと思いを馳せるようになった変化が見て取れる。周囲の親しい知人たちが「そろそろ良いパートナーに巡り合ってほしい」と温かく見守る雰囲気が醸成されているのは間違いのない事実だ。