日本のファストフード市場において「朝食を外で食べる」という習慣を根付かせた背景には、歴史的な商品開発のストーリーがある。かつて米マクドナルドを世界的チェーンへ育て上げたレイ・クロックは、昼夕食メインだった店舗の稼働率を上げるべく朝の営業に着目した。そこで100%アメリカンな朝食をワンハンドで手軽に食べられるよう生み出されたのが、名作エッグマックマフィンである。
1970年代後半に日本へ上陸したこのモーニングサービスは、当時の日本の外食産業におけるモーニング文化(喫茶店スタイル)に真っ向から挑み、スピーディーかつリーズナブルな朝の選択肢として急速に浸透していった。