膠原病の中で最も患者数が多い疾患の一つが関節リウマチです。関節の腫れや激しい痛みを伴い、日常生活に大きな支障をきたす自己免疫疾患であるにもかかわらず、原則として指定難病の医療費助成対象には含まれていません。
この違いが生じる最大の理由は、指定難病の指定要件に「日本国内の患者数が人口の0.1%程度(概ね5万人未満)に達しないこと」という人口比率の基準が定められているためです。関節リウマチの国内患者数は約80万人と推計されており、希少性の要件から外れてしまいます。ただし、関節リウマチの合併症である「悪性関節リウマチ(血管炎を伴う重症型)」に関しては、例外的に指定難病(告示番号48)として認定されています。
関節リウマチの治療費が高額になる場合は、指定難病の制度ではなく、健康保険の高額療養費制度や自治体独自の医療費助成などを活用して負担を抑える形になります。