マーカス・セミエンの凄さとは?年俸や通算成績と鉄人の真髄に迫る

マーカス・セミエンの凄さとは?年俸や通算成績と鉄人の真髄に迫る

マーカス・セミエンの凄さとは?年俸や通算成績と鉄人の真髄に迫るについて押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

メジャーリーグの移籍市場において、30代を迎えた野手に対する7年以上の長期大型契約は、球団経営にとって常に「不良債権化」のリスクと隣り合わせです。しかし、テキサス・レンジャーズが2021年12月に締結したマーカス・セミエンとの7年総額1億7500万ドル(契約時のレートで約200億円、年平均2500万ドル)という契約内容は、球界関係者が「近年で最も回収率の高いFA投資の一つ」と口を揃える成功例となりました。

移籍1年目の2022年こそ序盤に深刻な打撃不振に喘いだものの、終わってみれば全161試合に出場して26本塁打・25盗塁を記録。さらに圧巻だったのは移籍2年目の2023年シーズンです。レギュラーシーズン全162試合に先発出場し、打率.276、29本塁打、100打点、リーグ最多の185安打と122得点を叩き出しました。ポストシーズンでも17試合すべてに「1番・二塁」としてフル稼働し、ワールドシリーズ第5戦では勝負を決定づけるダメ押し2ラン本塁打を放つなど、球団創設63年目にして初のワールドチャンピオンという悲願を手繰り寄せました。

年俸2500万ドル規模のトップ選手でありながら、指名打者(DH)での休養を望まず、常にセカンドの守備位置に就き続ける姿勢は、チームメイトのコーリー・シーガーらスター選手たちにも絶大な影響を与えています。現地ダラスのスポーツ専門メディアの記者は「セミエンの年俸は単なる打撃成績の対価ではない。彼がグラウンドに毎日存在し、若手に手本を示し続けるリーダーシップ代が含まれており、完全にバーゲン価格だ」と評しています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。