住宅の外壁によく使われるモルタル外壁は、年月の経過とともにどうしてもクラック(ひび割れ)が発生します。メンテナンスを行う際は、傷の深さに応じた正しい手順を踏む必要があります。
幅0.3mm未満の細いヘアークラックであれば、外壁の防水性を回復させる微弾性フィラーや専用セメント補修材の刷毛塗りで対応可能です。しかし、幅0.3mm以上の構造クラックになると、放置すれば雨水が構造内部へ侵入して雨漏りや木部の腐食を引き起こします。ディスクグラインダーでひび割れ部分をV字またはU字に削り落とし、プライマーを塗布した上で変成シリコン系シーリング材を充填し、最後に樹脂モルタルで表面を平滑に埋め戻す本格的な補修が必要です。
一方、敷地内に駐車場を新設するような大規模なコンクリート打設は、DIYの範囲を大きく超えるケースがほとんどです。一般的なコンクリート打設の費用相場は、駐車場1台分(約15㎡)あたり15万〜25万円前後(1㎡あたり約10,000円〜15,000円)が目安となります。この費用には、地面のすき取り掘削、残土処分、砕石敷きと転圧、型枠設置、ワイヤーメッシュ配筋、生コンクリート代、左官仕上げの手間賃がすべて含まれます。
生コンクリートは練り混ぜから固まるまでの時間が限られており、真夏であれば1〜2時間で硬化が始まります。広範囲を素人が一人で平らに均し切るのは物理的に難しいため、構造物としての強度と水勾配(水はけの傾斜)を確実に確保したい土間工事は、専門の外構業者へ依頼するのが結果として最もコストパフォーマンスに優れます。