脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説

脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説

脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

運動中や運動後に生じる脛骨の痛み原因のなかで、特に多くの人が直面するのが脛骨内側の痛みです。足のアーチ構造の乱れや過度なトレーニング負荷が引き金となりますが、現場で最も混同されやすく警戒すべき病態が「シンスプリント」と「疲労骨折」の鑑別です。

ランナーや部活動に励む学生に頻発するシンスプリント症状(正式名称:脛骨過労性骨膜炎)は、すねの内側中央から下方1/3にかけて、骨の膜に炎症が生じる疾患です。発症初期は走り始めに鈍い痛みを感じるものの、体が温まると痛みが軽減するため「単なる使いすぎ」と見過ごされがちです。しかし炎症が悪化すると、歩行時や安静時にもズキズキとした痛みが続くようになります。骨を取り巻くヒラメ筋や後脛骨筋が過剰に引っ張られることで、骨膜に微細な剥離ストレスがかかり続けることが根本的なメカニズムです。

これに対して絶対に放置してはならないのが脛骨疲労骨折です。シンスプリントが骨の表面に沿って広範囲(約5〜10cm程度)に圧痛を感じるのに対し、疲労骨折は「指1本でピンポイントに痛む部位を指し示せる」という特徴があります。微細な亀裂骨折が進行している状態であり、初期の単純X線(レントゲン)撮影では骨折線が写らないケースも珍しくありません。確定診断にはMRIや高解像度CT検査が必須となります。

「すねの内側が痛むだけだから」と痛みをこらえてダッシュやジャンプを継続した場合、微小な亀裂が完全骨折へと進行し、長期間のギプス固定や手術を余儀なくされるケースがあります。自己判断で湿布を貼って済ませるのではなく、限局した激しい痛みがある場合は速やかにスポーツ整形外科の受診を決断しなければなりません。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。