都内有名サロンのトップスタイリストらへのヒアリング調査によると、新規カウンセリングにおいて「おでこが狭くて前髪がカッパのように浮く」と打ち明ける利用者は全体の約34%にのぼります。この浮きの正体は、額の広狭そのものではなく、毛流(ヘアストリーム)の傾斜角度にあります。
額が狭い人の生え際は、眉骨の出っ張りに近い位置に毛根が存在するため、毛根が肌に対して垂直あるいは上向きに生えているケースが多々見られます。髪の長さが短いほど毛根の立ち上がろうとする反発力に負けやすくなるため、眉上で短く切り揃えると前髪がパラシュートのように浮き上がってしまうのです。
現場で支持を集めている解決策は、美容専門メディア『美的.com』でも提唱されている「奥行きを深めに設定した重軽ミックス構造」です。つむじ近くや頭頂部から髪を連れてくることで、上の長い髪が下の浮きやすい短い毛を重力で適度に抑え込みます。その上で表面にスライドカットを施し、束感メイクを行うことで、重みで浮きを防ぎつつ視覚的には軽快な抜け感を演出できます。