学内の実情をより立体的に把握するため、編集部では在学生、卒業生、そしてキャンパスを訪問した高校生や保護者の声を独自にリサーチしました。ネット上の無機質な偏差値批判とは異なる、血の通った実感がそこにあります。
文学部を卒業し大手損保に勤務する20代女性の手記には、次のような実感が綴られています。
「受験期はネットで『偏差値が落ちた』と書かれていて少し不安でしたが、実際に入学してみると学生の知的水準はとても高かったです。読書習慣があり、物事を深く考えられる友人が多く、何より先生との距離が近い。就職活動の面接でも、面接官の年配幹部から『神戸女学院なら教養も言葉遣いも間違いないね』と太鼓判を押され、歴史あるブランドの恩恵を肌で感じました」
一方で、オープンキャンパスに参加した現役高校生からは、キャンパス環境に対する率直な感想が寄せられています。
「西宮の岡田山にあるキャンパスは、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した重要文化財の建物ばかりで、まるで映画のセットのようでした。ただ、駅から坂道を登る必要があり、アクセスはお世辞にも楽とは言えません。都会のど真ん中でキラキラしたキャンパスライフを送りたい人よりも、緑に囲まれて落ち着いて学問に没頭したい人に向いている場所だと感じました」
SNSや大手質問サイトの投稿を分析しても、「派手なインカレサークルで騒ぐ雰囲気ではなく、自立した芯のある女性が多い」「真面目に学んだ分だけ教授陣が正面から応えてくれる」といった、教育の質に対する肯定的な評価が支配的です。