大会期間中、ソーシャルメディア(当時のTwitter・現XやInstagram)や国内外の掲示板では、連日膨大な書き込みと議論が飛び交いました。ユーロ2021 名シーン ネットの反応を振り返ると、単なる勝敗の枠を超えた「人間の連帯とリスペクト」に賞賛が集まったことが分かります。
その最たる例が、グループステージ初戦のデンマーク対フィンランド戦で発生したクリスティアン・エリクセンの心停止事故でした。主将シモン・ケアーを中心としたデンマークの選手たちが、治療を受けるエリクセンの周囲を円陣で囲みプライバシーを守った姿、そして観客席のフィンランドサポーターが「クリスティアン!」、デンマークサポーターが「エリクセン!」と交互に叫んだコールは、世界中に深い感動を与えました。その後、奇跡的に回復したエリクセンのために団結したデンマークがベスト4まで駆け上がった快進撃は、大会最大のドラマと評されています。
一方で、試合の勝敗を分けたリアルな戦術プレーもミーム(ネットの流行画像)として爆発的に拡散されました。決勝戦の後半アディショナルタイム、突破を図るサカのユニフォームの首元を掴んで引き倒し、決定機を阻止したジョルジョ・キエッリーニのファウルは、「老獪すぎる究極のプロフェッショナルファウル」としてネット上で大きな議論と称賛を巻き起こしました。
現在でもYouTubeなどの公式プラットフォームでユーロ2021 ハイライト動画を再確認するファンが多く、これらの名場面は色褪せないアーカイブとして再生され続けています。