両者の公式戦における最大のハイライトとして語り継がれているのが、第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会(2回戦)での直接対決です。
広島県代表として勝ち上がってきた福山大学サッカー部に対し、セレッソ大阪はトップチームの主力を惜しみなく投入。試合は序盤からJ1トップクラスのスピードとインテンシティを見せつけたセレッソ大阪が圧倒し、7-0というスコアで大勝を収めました。試合ハイライトを振り返ると、セレッソ大阪の精密なパスワークとフィジカルの強度が際立つ一方、福山大学側も最後までラインを下げずに果敢にプレッシングを仕掛ける姿勢がサッカーファンの胸を打ちました。
当時の取材記録によれば、福山大学の選手たちは「プロの判断スピードとプレッシャーの強さは想像を遥かに超えていたが、自分たちのサッカーがどこまで通用するのか肌で体感できた」と語っており、この敗戦がその後のチーム強化への強烈な糧となったことが窺えます。
公式戦以外でも、関西遠征やプレシーズンにおける練習試合で両者が対峙する機会があり、大学生にとっては「自らの市場価値をJスカウトへ直談判する場」として機能してきました。