仮面ライダー史におけるエポックメイクとなったのが、『仮面ライダー電王』(2007年)の佐藤健だ。一人で何役もの相反する人格を見事に演じ分けた彼の表現力は、当時の業界関係者に強烈な衝撃を与えた。その後、映画や時代劇大作で主役を張り続け、日本を代表するトップ俳優へと登り詰めた足跡は、ヒーロー出身者の可能性を劇的に押し広げたと言える。
そのバトンを継ぐように現れたのが、『仮面ライダーW』(2009年)で連ドラ初主演を果たした菅田将暉である。当時16歳という史上最年少での抜擢から、圧倒的な演技派として日本アカデミー賞主演男優賞を受賞するまでの躍進は、まさに目覚ましい。さらに、『仮面ライダードライブ』で一躍脚光を浴び、国民的爽やか俳優としてのポジションを確立した竹内涼真、そして『仮面ライダーフォーゼ』での脇役から映画・大河ドラマの主演へと上り詰めた吉沢亮など、各世代の主役たちが続々とエンタメ界の頂点を極めている。