数ある間食のなかで、多くの栄養士や医師が第一に推奨するのが素焼きアーモンドとカカオ高配合チョコの組み合わせです。この2つが間食の王座を維持し続ける背景には、単なる低糖質にとどまらない相乗的な栄養生化学的メリットが存在します。
まず素焼きアーモンドには、抗酸化作用を持つα-トコフェロール(ビタミンE)が豊富に含まれており、1日あたり約20〜23粒(約25g)で成人が必要とする摂取目安量をほぼカバーできます。さらに、脂質の大部分を占めるオレイン酸は善玉コレステロールを維持しつつ悪玉コレステロールを低減させる働きがあり、ナッツ・ドライフルーツが持つ栄養効果のなかでも突出した血管保護作用を誇ります。
ここにカカオ分70%以上の高カカオチョコレートを加えることで、カカオポリフェノールによる強力な活性酸素除去作用と、テオブロミンによる自律神経の安定効果が加わります。カカオポリフェノールは小腸での糖質吸収を緩やかにするインクレチン分泌を刺激するため、アーモンドと同時に1〜2片をゆっくり咀嚼して摂取することで、脳の報酬系を満たしながら極めて安定した血糖曲線を維持することが可能です。
ただし、市販のドライフルーツミックスを併用する場合は注意が必要です。マンゴーやパイナップルなどのドライフルーツは砂糖漬け処理されている製品が多く、凝縮された果糖(フルクトース)の過剰摂取につながりやすいため、原材料名に「砂糖」「植物油脂」の記載がない無添加レーズンやプルーンを数粒程度に留めるのが鉄則です。