有馬ロイヤルゴルフクラブを語る上で欠かせないのが、ロイヤルコースとノーブルコースの劇的な設計思想の違いです。
ロイヤルコースは、名匠・上田治の真骨頂とも言えるクラシックな日本型チャンピオンコースです。自然の地形を巧みに活かしたフラットかつ雄大なフェアウェイが広がり、距離もしっかりと確保されています。しかし、グリーン周りには上田治特有の深く切り立ったアリソンバンカーや絶妙な砲台グリーンが待ち構えており、正確なアイアンショットのキャリーと高いスピンコントロールが要求されます。
対するノーブルコースは、アメリカの名匠ロバート・トレント・ジョーンズJr.設計によるモダン・アメリカンスタイルの傑作です。池やクリーク、うねるようなマウンドが視覚的なプレッシャーを与え、グリーン上にはポテトチップスのような激しいアンジュレーションが施されています。「リスク&リワード(危険を冒した者に報酬を)」という明確な哲学のもと、落としどころを限定するターゲットゴルフが求められます。