札幌市内には「トリトン」「根室花まる」「なごやか亭」といった、いわゆる“北海道回転寿司BIG3”と呼ばれる強豪チェーンがひしめき合っています。しかし、これらの店舗の多くは郊外ロードサイドに位置しているか、駅直結の商業施設で朝から整理券が蒸発するほどの過密状態にあります。そうした環境のなかで、すすきののシンボルである屋上観覧車が目印の「ノルベサ」地下1階という立地は、旅行者や出張族、そして近隣で働く地元ワーカーにとって極めて利便性の高いオアシスとなっています。
取材関係者や地元の飲食関係者が口を揃える活一鮮の人気の理由は、単なる「場所の良さ」にとどまりません。大手チェーンがオートメーション化やセントラルキッチン化を急速に進める一方で、活一鮮では経験豊富な寿司職人がカウンターの内側に立ち、対面で魚を捌き、客の目の前で一貫ずつ丁寧に握るクラフトマンシップを色濃く残しています。
さらに、毎朝市場や道内各地の漁港から直接届く鮮魚を目利きし、当日中に売り切る回転の早さがネタの鮮烈な輝きを生み出しています。一般的な都市型テナントの寿司店にありがちな「観光地プレミアム価格」を排し、地域住民が日常使いできる明朗会計を貫いている姿勢こそが、地元客のリピート率を押し上げている決定的な要因です。