後半の4画を占める「尺」も、思い込みによる書き間違いが多発する部位です。「戸」や「尸(しかばね)」と混同し、1画目にいきなり左払いを書いてしまうケースが後を絶ちません。
「尺」の骨格は、まず上部の折れ(11画目)と横線(12画目)で頭部を作った後、13画目で大きな左払いを入れ、最後に14画目で右払いを堂々と伸ばすのが正規のルートです。
先に左払いを書いてしまうと、文字の重心が左へ偏り、最後の右払いが詰まって寸足らずな印象になってしまいます。流れるような動線を意識するためにも、頭部を固めてから左右へ大きく広げる順序を指先に覚え込ませましょう。