ネット上の情報だけを頼りに釣行する初心者が陥りがちなのが、「公認の釣り公園だからどんな日でも安全に爆釣できる」という思い込みです。外洋に突出した立地である鹿島港魚釣園には、特有のシチュエーションとルールが存在します。
第一の盲点は、「強風および高波による急な途中閉園・臨時休園」です。鹿島灘はうねりが入りやすく、風速が10m/sを超えたり波浪警報・注意報が発令されたりすると、利用者の安全を最優先するため開園を見合わせたり、途中で営業を打ち切ったりする厳格な運用方針が取られています。「現地に到着したのにゲートが開かない」という事態を避けるためにも、釣行当日の早朝に必ず公式の営業案内を確認する習慣が欠かせません。
第二の誤解は、「救命具(ライフジャケット)の着用義務と足元の構造」です。園内では安全のためライフジャケットの着用が完全義務化されており、持参していない場合は管理棟でのレンタルが必要です。また、海面までの高さがあるため、大物が掛かった際には5〜6mクラスのロングタモ(玉網)が必須となります。短いランディングネットしか持たずに大型ヒラメや青物を掛け、取り込みに失敗してラインブレイクするトラブルが後を絶ちません。