いろは歌を覚える最も強力なアプローチは、文字を7文字ずつのブロックに分けることだ。全47文字の平仮名は、七七調の四句、あるいは7文字×6行+5文字という綺麗な区切りで構成されている。
「いろはにほへと」「ちりぬるそれを」「わかよたれそ」「つねならむ」「うゐのおくやま」「けふこえて」「あさきゆめみし」「ゑひもせす」。声に出して読んでみてほしい。五七調や七五調のリズムは、日本人の身体感覚に深く根ざしている。メロディをつけて歌のように口ずさむ暗記法は、言葉を記憶の奥深くに定着させる効果が抜群だ。幼少期に歌で覚えた歌詞が大人になっても忘れないのと同じ原理である。