尾崎紀世彦『五月のバラ』が放つ不滅の輝きと圧倒的歌唱力の真相

尾崎紀世彦『五月のバラ』が放つ不滅の輝きと圧倒的歌唱力の真相

話題沸騰中の 尾崎紀世彦『五月のバラ』が放つ不滅の輝きと圧倒的歌唱力の真相について、主要な情報を整理して公開しています。

多くのリスナーが「尾崎紀世彦のオリジナル曲」と認識しがちな『五月のバラ』ですが、そのルーツは1970年にクラウンレコードからリリースされた津川晃(後のフランツ・フリーデル)のシングルにあります。作詞になかにし礼、作曲・編曲に川口真という、当時の音楽シーンを牽引していたヒットメーカーが手掛けたものの、発売当初は商業的な大ヒットには至りませんでした。

その後、この隠れた名曲に光を当てたのが、実力派シンガーたちによる熱烈なカバーの連鎖です。1977年、カンツォーネやシャンソンを得意とした実力派歌手・塚田三紀夫がシングルとしてカバーし、同年の第19回日本レコード大賞・新人賞を受賞する快挙を達成しました。同年に尾崎紀世彦もアルバム『尾崎紀世彦 ポップス・アルバム』の収録曲として吹き込み、独自の解釈を提示します。

以降、布施明、柏原芳恵、秋川雅史といったジャンルを超えたトップアーティストたちがこぞって本作を取り上げ、昭和歌謡の名曲として不動の地位を築いていくことになりました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。