風邪に栄養ドリンクは逆効果?危険な薬の飲み合わせと正しい飲むタイミング

風邪に栄養ドリンクは逆効果?危険な薬の飲み合わせと正しい飲むタイミング

風邪に栄養ドリンクは逆効果?危険な薬の飲み合わせと正しい飲むタイミングに関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

市販の風邪薬と栄養ドリンクを自己判断で同時に摂取する場合、最も警戒すべきは無水カフェインの重複過剰摂取です。

一般的な市販の総合感冒薬(パブロン、ルル、プレコールなど)の多くには、解熱鎮痛成分の働きを助け、頭重感を緩和する目的で、1日量あたり50mg〜100mg前後の無水カフェインが配合されています。そこにカフェインを含んだ通常の栄養ドリンク(1本あたり50mg程度)を重ねて飲むと、体内の中枢神経が過剰に刺激されます。

この重複が引き起こす弊害は深刻です。風邪を治すために何よりも不可欠な「深い睡眠」が著しく阻害されるだけでなく、激しい動悸、手足の震え、胃酸過多による急性胃炎を誘発する恐れがあります。したがって、市販の風邪薬を飲んでいる期間は、パッケージに「ノンカフェイン」「カフェインゼロ」「DCF(De-Caffeinated Form)」と明記された製品を選ぶことが大原則です。

また、漢方薬である葛根湯(かっこんとう)と栄養ドリンクの併用にも注意が必要です。葛根湯には交感神経を刺激する「マオウ(麻黄)」や、血圧上昇やむくみの原因となり得る「カンゾウ(甘草)」が含まれています。生薬系栄養ドリンクの中にカンゾウや類似の刺激系生薬が高濃度で重複していると、予期せぬ副作用(偽アルドステロン症など)のリスクが高まります。併用する際は、パッケージの構成成分を照合するか、店頭の薬剤師・登録販売者へ必ず確認してください。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。