ファンの間で「若い頃のドフィがとにかく色気にあふれている」と絶賛される契機となったのは、原作の回想シーンや大海賊時代の幕開けを描いたプロローグ描写です。とりわけ24年前、海賊王ゴール・D・ロジャーの公開処刑(当時17歳)をローグタウンで見届けていたドフラミンゴの姿は、現在の威圧感あふれる巨躯とは異なる、シャープで危険な魅力を放っていました。
金髪の短髪にトレードマークの鋭角的なサングラス、柄シャツを開襟させた着こなしは、まるで80〜90年代のUKパンクロックやハイブランドのランウェイモデルを彷彿とさせます。当時の公式設定画やアニメ作画においても、スラリと伸びた長い手足と不敵な笑みが際立っており、視聴者からは「悪党なのに見惚れてしまう」「チンピラ風なのに品がある」といった声がSNS上で今なお後を絶ちません。
さらに声優陣の熱演もそのカリスマ性を強固にしています。成人後のドフラミンゴを演じる田中秀幸氏の深みと残虐性が同居した艶のある低音ボイスはもちろんのこと、少年期の声を担当した半場友恵氏の張り詰めた演技は、プライドを傷つけられ復讐の鬼と化した若きドフラミンゴの狂気を見事に表現し、キャラクターの立体感を決定づけました。