愛犬が噛まれたパニックから、誤った民間療法や独自判断を行うと、かえって状態を悪化させてしまいます。飼い主が把握しておくべきマムシに噛まれた犬へのNG行為は明確です。
- 飼い主が口で毒を吸い出す:人間の口腔内に微小な傷や虫歯があると、そこからマムシ毒が侵入して人間側も中毒を起こします。
- 傷口を刃物で切開する:細菌感染のリスクを高め、マムシ毒の出血傾向と相まって止血困難に陥ります。
- 患部を紐で強く縛り上げる:血流が完全に遮断され、緊縛部位より先の組織壊死を急速に早めます。
- 冷水や氷で冷やしすぎる:局所の血管が収縮し、毒素の局所滞留と壊死を悪化させる原因になります。
- 歩かせて移動する:運動により血流が促進され、全身へ毒が回るスピードを加速させます。
現場で飼い主ができる正しい応急処置は、「犬を抱きかかえて極力動かさず、安静を保ちながら即座に動物病院へ電話すること」です。もし安全に確認できる状況であれば、噛んだヘビの特徴(マムシかアオダイショウかなど)を把握するかスマートフォンで写真を撮っておくと、獣医師の診断が格段にスムーズになります。