チャイムが鳴らない。それがこの学校の日常だ。生徒たちは自分で組み立てた時間割に従い、それぞれの教室へと移動する。まるで大学のような光景が、ここでは当たり前に繰り広げられている。
一般的な普通科高校のように「全員が同じ授業を同じペースで受ける」スタイルとは一線を画す。1年次から徹底して行われるキャリア教育を通じて、生徒は自らの興味関心や将来の目標を見つめ直す。そして、2年次以降は膨大な選択科目の中から自分だけのカリキュラムを作り上げていくのだ。この主体的な選択の繰り返しこそが、自立心を育む最大のエンジンとなっている。