なぜ今、男性用浴場での盗撮行為がこれほど急速に悪化しているのか。最大の要因は、撮影機材の極小化と巧妙化にある。眼鏡型、ペン型、あるいはフックやシャンプーボトルに擬態した隠しカメラがネット通販で容易に手に入る時代だ。脱衣所や休憩スペースはもちろん、湯気で見えにくい浴室内までもが標的になり得る。
メディアの社会問題・犯罪報道でも、男性被害者が自身も気づかぬうちにSNSや動画共有サイトへ画像を拡散されていた悲惨な事例が大きく報じられた。NHKニュースの特集番組でも取り上げられたように、「男性だから大丈夫」という勝手な思い込みや油断が、加害者につけ込む余地を与えてしまっていた側面は否定できない。