オートコールで「生きている」と確認された電話番号は、悪質な名簿業者のデータベースへ登録されます。名簿業者は、電話が通じた時間帯、呼び出し音の長さ、さらには後述する応答の有無などの属性データを付加し、「精度の高い生きたリスト」として高値で売買しています。
もっとも警戒すべきは、こうしたリストが闇バイトのリクルート名簿や特殊詐欺グループへ流出している事実です。詐欺グループは手当たり次第に電話をかけるのではなく、名簿業者から購入した「実在が確認された番号リスト」を元にアプローチを仕掛けてきます。
リストに載ってしまうと、以下のような二次被害へと発展する危険性が極めて高くなります。
- アポ電詐欺・強盗の標的化:在宅時間帯や家族構成を探るための事前リサーチ電話。
- フィッシング詐欺SMSの急増:宅配業者や大手銀行を装った不正なリンク付きメッセージの送信。
- 闇バイト勧誘:「短時間で高収入」などと甘い言葉で犯罪実行役へ誘い込むメッセージや電話。
- 投資詐欺・ロマンス詐欺の標的:SNSやマッチングアプリを経由した計画的な詐欺アプローチ。
1本の非通知ワン切りは、凶悪な犯罪ネットワークへの入り口になり得る重大な警告サインといえます。