本作には主に、2000年11月29日に発売されたマキシシングル『静かな日々の階段を E.P.』バージョンと、2001年3月14日にリリースされた4thオリジナルアルバム『LILY OF DA VALLEY』収録バージョンの2種類が存在します。
シングル盤は映画の公開に合わせてリリースされたもので、ストリングスやアコースティックギターの音像が前面に出た、より映画的で叙情的なミックスに仕上がっています。アナログ盤(12インチシングル)も同時期にリリースされ、クラブのフロアやDJユースとしても広く親しまれました。
一方、大ヒットアルバム『LILY OF DA VALLEY』に収録されたバージョンは、アルバム全体のドラマティックな流れを意識した調整が施されており、音圧や低域のダイナミクスが強化されています。アルバム収録曲の攻撃的なミクスチャーナンバー群の中に配置されることで、本作の持つ美しさと内省的な世界観がより一層際立つ構成になっています。聴き比べることで、当時のバンドが細部まで音作りに注ぎ込んだこだわりを実感できます。