ウェブ上やSNSでは、伊勢神宮祭主という立場に関して様々な憶測や誤った情報が飛び交っています。実態を知る上で避けて通れない3つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:「祭主は莫大な年収を受け取っている」という嘘
「伊勢神宮のトップだから年収数千万円単位の巨額報酬を得ている」という言説は事実無根です。祭主の地位は宗教法人伊勢神宮における崇高な名誉職であり、民間企業の役員報酬のような高額給与は発生しません。神宮関係者によると、伊勢への旅費、宿泊費、奉仕に伴う規定の祭典手当が支給される程度であり、夫の慶樹氏の公務員給与や、清子さん自身の預貯金運用によって私生活が支えられています。あくまで「無私の奉仕」が前提です。
誤解2:「公務員である夫の仕事に悪影響が出ている」という俗説
夫・黒田慶樹氏が都庁で昇進を重ねるにあたり、「妻が特定の宗教法人の要職を務めることが問題視されるのではないか」という懸念が一部で囁かれた時期がありました。しかし、憲法が保障する信教の自由および思想信条の自由において、配偶者の宗教的奉仕が本人の公務員としての職務や昇進を妨げる理由は一切ありません。慶樹氏は職務に誠実に励み、局長ポストまで勤め上げた後も、清子さんの活動を静かに支え続けています。
誤解3:「日常の公務も行っている」という混同
清子さんは2005年のご結婚に伴い皇籍を離脱しているため、皇族費の受給もなければ、宮内庁の定める公式な公務を行うこともありません。伊勢神宮での奉仕は、元皇族としての血統的ルーツと神宮側の要請に基づく「宗教的儀礼」であり、日本赤十字社や諸団体の名誉総裁職といった皇室公務とは明確に区別されています。