『僕たちがやりました』の登場人物キャスト相関図において、主人公・トビオ(増田トビオ)たちのグループで異質な存在感を放っていたのがパイセンです。高校をとうに卒業しているにもかかわらず、母校の凡下高校に入り浸り、後輩たちとつるんでいた彼の本名は小坂秀郎(こさか ひでろう)。トビオたちからは親しみを込めて「パイセン」と呼ばれていました。
パイセンの最大の特徴は、高校生離れした桁違いの財力です。高級外車を乗り回し、高級マンションに住み、遊びの費用を全額負担する金満ぶりを見せつけていましたが、その実態は「金の力でしか人と繋がれない」という根深い孤独を抱えた青年でした。トビオ、マル、伊佐美という仲間たちとの歪な共依存関係は、ヤバ高(矢波高校)不良グループへの復讐計画を発端とする爆破事件によって、取り返しのつかない破滅へと向かっていきます。