南山城村は、京都府の最東端に位置する。周囲を緑豊かな山々に囲まれ、木津川の豊かな水と寒暖差の激しい気候が、極上の茶葉を育む。実は、京都府内で生産される茶葉の相当数がこの村で栽培されている。だが長年、その事実はあまり知られてこなかった。
この状況を一変させたのが、施設の開業と継続的なブランディングだ。茶畑の美しいグラデーションを背景に、地元産の宇治茶を100%使用した商品ラインナップを展開。2026年の現在では、年間数十万人を超える訪問者がこの小さな村の拠点を目指して足を運ぶ。地域資源の価値を再定義した大成功例と言える。