稀勢の里の横綱成績はなぜ短命に?奇跡の逆転優勝と怪我に泣いた激闘の真相

稀勢の里の横綱成績はなぜ短命に?奇跡の逆転優勝と怪我に泣いた激闘の真相

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稀勢の里の横綱在位は12場所。通算成績は36勝36秒97休と、数字だけを切り取れば決して息の長い横綱在位期間ではなかった。しかし、その数字の奥に隠された熱量こそが、彼を特別な存在せしめている。

とりわけ人々の記憶に刻まれているのが、横綱昇進直後の平成29年3月場所だ。13日目の大関・照ノ富士戦で左胸付近に痛恨の重傷を負い、誰もが休場を覚悟した。しかし彼は翌日も土俵に立ち続け、千秋楽で本割・決定戦と本命を連続で破り、涙の逆転優勝を飾る。2場所連続となる幕内最高優勝を達成した瞬間、館内は地鳴りのような歓声に包まれた。

新横綱での連続優勝という快挙を遂げた一方で、この時に負った傷はあまりにも深かった。翌場所からの休場続きと、復活をかけた土俵での焦燥。数字上の通算800勝や幕内通算700勝といった金字塔を打ち立てつつも、横綱としての勝率は怪我の影響で大きく揺れ動くこととなった。

山田 真由
著者

山田 真由

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