駅前や商業施設に設置されている自動証明写真機の利用料金は、近年の原材料費や電気代の高騰を受けて値上げが続き、現在では1回あたり800円〜1,000円、高画質や美肌補正オプションを追加すると1,200円超に達する機種が主流となっています。数社分の履歴書を用意する就活生や、家族全員分のマイナンバーカードを申請する世帯にとって、この出費は決して無視できる額ではありません。
対照的に、スマートフォンで撮影した画像データをマルチコピー機で出力する場合、L判写真プリントであればセブン-イレブンやファミリーマート、ローソンで1枚30円〜40円で済みます。1枚のL判用紙に4〜6枚分の証明写真を面付けできるため、写真1枚あたりの単価は10円以下にまで圧縮されます。シール紙プリントを選択しても200円前後と、証明写真機と比較して圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
経済面での優位性は明白ですが、品質面での妥協が許されない用途も存在します。それぞれの特徴を正確に把握し、提出先の格式や目的に合わせた選択を行う姿勢が求められます。