『笑点』を沸かせた昭和の巨星・林家こん平が遺した爆笑秘話と絆

『笑点』を沸かせた昭和の巨星・林家こん平が遺した爆笑秘話と絆

『笑点』を沸かせた昭和の巨星・林家こん平が遺した爆笑秘話と絆の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

昭和33年、15歳で単身新潟から上京した少年・笠原光重が門を叩いたのは、当時の演芸界を席巻していた爆笑王・初代林家三平の家だった。爆発的な人気を誇る師匠のもとで過酷な内弟子修業が始まる。気配りと気配りの日々。だが、師匠・三平の「とにかくお客様を喜ばせる」という貪欲なサービス精神は、若いこん平の体に染み込んでいった。

トレードマークとなった「チャラーン!」という独特の挨拶。あれは単なるお決まりのギャグではない。客席を一瞬で自分の世界に引き込むための、計算し尽くされた空間支配の技だった。地方公演の営業でも一途に汗を流し、観客の心をつかむ技術を磨き上げた。師匠の背中を追い続けた青年は、やがて師匠譲りの爆笑落語で全国の寄席やテレビを沸かせる存在へと成長を遂げていく。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。