後藤久美子の経歴・プロフィールを振り返る上で欠かせないのが、小学5年生(1984年)から始めたモデル活動です。オスカープロモーションに所属した直後からその美貌は業界内で騒然となり、1986年にNHKドラマ『テレビの国のアリス』のヒロイン役で本格的に女優デビューを飾りました。
当時、日本のアイドル・女優界は「愛嬌や親しみやすさ」を前面に出したスタイルが主流でした。その中にあって、後藤久美子のデビュー当時がもたらしたインパクトは異次元でした。日本人離れした彫りの深い骨格、意思の強さを物語る太眉、引き締まったフェイスラインは、少女のあどけなさと大人の気品を同時に宿しており、メディアはこぞって彼女を「美の完成形」と称賛しました。
オスカープロモーションが主催する「全日本国民的美少女コンテスト」が1987年に創設されたのも、後藤久美子の爆発的な人気と存在感が最大の契機です。彼女自身はコンテスト出身者ではなく「コンテストの象徴(看板)」として掲げられた事実からも、当時の後藤久美子・国民的美少女という称号がいかに絶対的なブランドであったかが窺えます。