昭和の名優・高倉健の「妻」を巡る衝撃の真相とは何だったのか。離婚後、江利チエミは借金返済のために過酷なドサ回り公演を続け、1982年、45歳という若さで孤立死を遂げた。その命日は、奇しくも高倉健の誕生日であった。
高倉健は生涯、元妻の法要に欠かさず供花を送り、命日には身を隠すように彼女の墓前に参拝し続けたという。世間からは冷徹な別れに見えたかもしれない離婚劇の裏には、一生涯を通して消えることのなかった純愛が存在していた。彼が他人に語ることのなかった後悔と面影は、その後の役作りや作品に対する姿勢にも影を落とし続けたのである。